皆さんはバイナリーオプションというとどういったイメージをするでしょうか?
怪しい、稼げない、詐欺といった印象をする人がほとんどだと思います。
しかし、ちょっと待ってください。
本来、バイナリーオプションは詐欺ではなく、まっとうなオプション取引の一つにすぎません。
そこで今回はバイナリーオプションが詐欺といわれる理由や実際に起きてしまった詐欺事件、またバイナリーオプションにまつわる誤解について見ていきます。
バイナリーオプションとは?オプション取引ってそもそも何?
バイナリー聞いたことあっても、オプション取引については知らない人が多い
バイナリーオプションについて怪しく思っている人に知っておいて欲しいのは、そもそもバイナリーオプションとは何なのか?ということです。
単に上か下を当てるだけ、という認識だから詐欺のように感じてしまうのです。
それは本来のバイナリーオプションの意味ではありません。
どちらかというと、アフィリエイターが訪問者に対して楽して稼げますよ!と宣伝するために使われているセールストークという名の嘘なのです。
そして、本当の意味でバイナリーオプションとは何かを分かっていれば、絶対に詐欺という結論にはならないはずです。
バイナリーオプションとは、デリバティブのオプション取引のエキゾチックオプションの中の1つです。
なんだか難しい言葉がいくつも出てきましたが、一つ一つ解説していきましょう。
まずデリバティブとは、派生商品取引のことです。
これは投資に詳しい人なら知っている人も多いとおもいますが、端的に言うと金融商品のリスクだけを取り除いて商品化したものです。
リスクのみを取り出したのならなおのこと危険なのでは?と思うかもしれませんが、それは誤解です。
むしろ実態は、保険のようなヘッジの役割をするのが本来の使用用途で、そこからさらに派生した用途として投機手段として用いられるのです。
オプション取引とは、先物取引の亜種のようなものと考えると分かりやすいでしょう。
オプションは知らなくとも先物取引は効いたことがある人も多いのではないでしょうか?
通常の取引では今現在取引を行います。
それに対して先物取引では将来、事前に決めた期日に取引することを約束します。
これは義務なので絶対に取引が行われなければいけません。
商品価格は常に変動しているので、取引期日に価格が暴落して大損こいたとしても、あるいは暴騰して大儲けしとしても基本的には必ず取引は履行されなければなりません。
オプション取引はこの先物取引のように、未来の期日に取引を行いますが、取引は義務ではありません。
よくオプション取引は権利の取引といわれるように、義務ではないので不利な状況になったら取引そのものをしないというオプション(手段)が残されています。
従って自分にとって都合がいい状況のみオプションを行使することができるというメリットがあります。
その代わり、オプションの買い手はオプションの売りて(相手)に対してプレミアム(手数料のようなもの)を支払います。
最後にエキゾチックオプションについて解説します。
エキゾチックオプションとは、プレーンバニラ以外のオプションのことです。
プレーンバニラとは、アイスクリームの基本はバニラ味であるように最も基本的なオプション取引のことをさします。
このプレーンバニラはLIBORを参照します。
以前、 LIBORの不正事件が起き国際的に大きなニュースとなりましたのでまだ記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
いかがでしょうか?
とりあえず、怪しい詐欺的な物という認識とはまた違った印象を受けたはずです。
とはいえ、まだ何なのかよくわからないという方もいるでしょう。
そこで、実際に稼げるかどうかの具体例を提示したいと思います。
ソフトバンクはオプション取引で40億ドル稼ぎだすという事実
オプション取引が真に稼げるという事実を提示するためには実際に稼いでいる人を紹介するのが手っ取り早いでしょう。
ここ最近のニュースだと、孫正義率いる投資会社のソフトバンクグループはデリバティブのオプション取引で40億ドルの含み益を得ています。
分かりやすく1ドル100円計算でかなり低く見積もったとしたとしても、4000億円ですからね。
オプション取引が稼げないわけないのです。
情報ソースはファイナンシャルタイムズであり、買収した親会社の日本経済新聞も同様に報じていることからもまず間違いなく信憑性の高い情報です。
そこらへんにいる、訳の分からない稼いでいますアピール、金持ちアピールの情報発信者とは本当に稼げるかどうかの情報の信頼性が違います。
もっとも、ソフトバンクグループが稼いだ手法が何のオプションなのかは不明です。
プットオプション、コールオプション、ノックアウトオプション、ノックインオプション、バイナリーオプション等など、様々なものが存在します。
とはいえ、バイナリーオプションが詐欺で稼げないものという認識は覆ったのではないでしょうか?
バイナリー稼げない派は本当にやった上で論評したことがあるのか?
バイナリー稼げない派という人たちもネットにはいるのも確かです。
そういった論評の中には確かに真実があるのも事実です。
しかし、果たして本当にバイナリーをやったうえで「稼げない」と論評しているのでしょうか?
いささか疑問です。
というのも、FXですら稼げないと論評する人もいますし、株や不動産ですら稼げないという人がいます。
あるいはyoutubeは稼げないという人もいますし、アフィリエイトは稼げない、転売は稼げない、副業なんてそもそも稼げないという人すらいます。
こういう人に限って大してやっていないにもかかわらず批評家気取りで何事も批判して、自らはほとんど行動することをしないように思えます。
あるいはやった上で失敗したのだとしても、大して勉強せずに負けて稼げないと論評する人が世の中にはいささか多すぎると思います。
例えば、FXでは9割が負けていくなどといいますが、1年マーケットで生き残れた人の中では比較的多くの人が稼げています。
少なくとも1年生き残った人の中で、その人たちが翌年9割が負けるということはまずありえません。
なぜか?
1年生き残れた人は最低限の勉強はしてきた人だからです。
これは別に投資に限らず、youtubeやらの副業でも、本業の仕事でもそうです。
1年生き残ることができれば、仮に稼ぐことはできなくとも経験値は大きくたまっていることでしょう。
成功の兆しは見えかけているはずなのです。
だいたい、何事でも1年やっただけで成功できるなんて考えている時点で大甘です。
あなたは社会人1年目の新入社員の時に会社に何か利益をもたらしましたか?
どうやったって無理です。
ただでさえ人件費がかかっているのに、教育コストやら求人コスト、社会保険費用など、その他もろもろかかっています。
そもそも多くの人は新卒採用にいくらお金がかかっているのかも知りません。
余程営業で大きな仕事をとってこない限り1年目から会社に対してプラスに働くことは無理ですし、1年目から営業をバリバリやらせてくれるとも思えません。
ではなぜすぐにプラスにならないのに新卒を雇うのか?プラスにならないならすぐに利益に貢献してくれる中途採用をすればいいのに…。
なぜかというと、それもまた投資だからでしょう。
始めは赤字だけれども2年目3年目、あるいはそれ以降で長期にわたって回収していく、だから新卒をとるわけです。
にもかかわらず、対してやってもいないのに何事にも批判的で、それでいて匿名なのをいいことに他人の足を引っ張ることが好きな批評家に誤解を招くような批判をされるのは心外です。
何事も行動するからこそ成果をあげられるというものでしょう?
バイナリーオプション詐欺業者の見分け方
とはいえ、バイナリーオプションが詐欺だとか怪しいとか言われてしまうのもある意味仕方ない一面があるのもまた事実です。
事実、バイナリーオプションに関連する業者の中には詐欺師のような人がいるのもまた事実です。
具体的にはこういったパターンがよくあるでしょう。
・お金持ちアピール
・USBによるツールの販売
・自作自演の演出
なぜこういったことをしているかというと、金持ちになりたい!という人に対してブランディングを駆使して商売をしているからです。
要はバカをターゲットにしてだましてはめ込んで稼いでいるというわけです。
しかし、もし本当に優秀で優れたバイナリーオプションのツールを売っているのであれば、わざわざバカをターゲットにする必要もなく、わざわざこのような金持ちアピールのようなブランディングに頼らなくても売れるはずです。
すごいと評判ができれば自然と商品は売れるはずだからです。
であるならば、わざわざ怪しまれるようなゴテゴテの金持ちアピールをしている業者は避けるべきでしょう。
本当に稼げるツールがあってそれを売っているとするならば、清楚でクリーンのようなイメージで販売する戦略をとるはずです。
なぜなら、本物は評判や信頼があればお金はいくらでも生み出せる、逆にこれらが棄損されると商売が立ち行かなくなるからです。
だから、本当に稼げるツールを売っているのだとすれば、怪しいというイメージが定着してしまっている金持ちアピールはしないからです。
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