【初心者向け】株式投資とFXのリスク





  • 投資に興味があるが、リスクが高いイメージが強い
  • 初心者にはどの投資商品が向いているのか知りたい
  • 将来の資産形成としてお金の勉強をしたい

このような悩みをお持ちではありませんか?

投資商品の選択肢として有名なところでは

「株式投資」や「FX」、「投資信託」や

「不動産」など主にこの4つがよく知られていると思います。

また「投資」というワードに対して

「リスクが高い」「怖い」など

ネガティブな印象がまだ強いことでしょう。

そこで、本記事では「株式投資」と「FX」の2つに焦点を当てて、

それぞれの特徴やそれぞれの「リスク」

ついて解説します。

株式投資とFXの特徴

株式投資とは、証券取引所に上場している企業の

株式を売り買いすることによって利益を狙う投資のことで、

FX(Foreign Exchanfe)とは、

2国間の通貨(ドルや円など)の

売り買いをすることによって利益を狙う投資のことです。

どちらも基本は「安く買って高く売る」ことで

その差額を利益とできますが、

反対に「高く売って安く買い戻す」

ことでその差額を利益とすることもできます。

これを「空売り」といい株式投資、

FXに共通する特徴となっています。

その他の特徴として、

株式投資では、株式を保有しておくことで得られる

「配当金」で収益を得たり、日本市場の場合は、

一定数の株式を保有することで「株主優待」を得ることができます。

FXでは、証拠金をFX会社に預けることで、

その証拠金に倍率をかけて取引を行うことができる

「レバレッジ」という武器が最大の特徴です。

また、2国間の通貨金利の差分を得ることができる

「スワップポイント」もFXの特徴の1つです。

株式投資、FXにおいて必ずおさえるべき注意点!

ここからはこの記事の最大のテーマである

「株式投資」と「FX」における「リスク」についてお伝えいたします。

大前提として、どちらを行うにしても余裕資金

(当面の生活費を除いた上で発生する余剰資金)で行い、

くれぐれも生活資金に手をつけることがないように注意しましょう。

■株式投資の注意点

・目的がない投資はしない

株式投資を行う上で目的を明確にすることはとても大事なことです。

具体的には、

・投資期間は明確に設定できているか?

・投資対象にする企業の選定理由が明確に言えることができるか?

・利益が出た際に利益確定を行うラインや損失が出た際に損失を確定するラインを設定できているか?

などが挙げられます。

これらが明確にできていないと、

下記のようなケースになることが多くあります。

・ただ株価が安いからとお金を投入した結果、企業が倒産して投資資金が0になった。

・損失を確定するのが嫌だからと株式を持ち続けた結果、いつまでも含み損を抱えてしまっている。

・利益が出ているにもかかわらず、もっと伸びるかもしれないと株式を持ち続けた結果、得られたはずの利益が減ってしまった。

デイトレード

株式投資の中でも1日の間に何度も売買を繰り返して

その売買差益を狙う手法をデイトレードといいます。

このデイトレードも初心者にはリスクの1つと言えるでしょう。

なぜなら、株式市場の中でデイトレードを

行っているものにはその道のプロが多く参入しているためです。

また、デイトレードではチャートを元にした

売買判断というのがとても重要になります。

ですので、経験も知識も少ない初心者が

デイトレードで利益を上げることはできたとしてもまず継続はしないでしょう。

・信用取引におけるレバレッジ投資

信用取引とは、手元資金を担保として

(委託保証金といいいます)証券会社に預けることで、

預け入れた資金の約3倍(正しくは3.3倍)の

資金を借り入れて株の売買を行える手法のことです。

※仮想的にお金を借りることに近い状態で取引を行いますので

、手数料が一般的な取引よりも高くなる

例えば、手元資金が100万円の場合、

約3倍の300万まで取引ができることになります。

このように少ない資金で、その資金以上の取引ができる

(レバレッジ)ことが信用取引の大きなメリットであり、

最も注意すべきリスクになります。

この信用取引がなぜリスクなのかは、レバレッジを効かすことで

大きな資金を運用することができる分、得られる利益が大きくなる一方で、

損失を被った際は同じようにマイナス分も大きくなるためです。

ここでの最も最悪なケースは、信用取引を行っていた企業が

倒産してしまったケースと、○○ショックとつくような

暴落が数日で起こるケースになります。

これらの場合は、資金が0になるだけでなく

マイナスになることもありますので、注意が必要です。

また、信用取引では委託保証金率といって、

信用取引を行う上で最低でも維持しなければいけない

委託保証金の割合が決まっています。(概ね30%の証券会社が多い)

信用取引で含み損を抱えてしまった際は、委託保証金から

含み損分を差し引くことになりますので、委託保証金率が

最低ラインを下回ってしまうと追加で保証金を支払う必要があります。

これを追証といいます。

この追証を払えなかった場合は、証券会社によって

強制的に取引を決済させられてしまいますので、

抱えていた含み損が損失確定されてしまいますので注意しましょう。

信用取引にはメリットとしての機能も大きく、

レバレッジを効かすことができる分、圧倒的に資金効率が良くなる点と、

一般的な取引ではできない「空売り」ができるようになりますので、

下落相場においても利益を出すことができるようになります。

ですが、これらメリットを踏まえても初心者は信用取引を

行わない方がいいでしょう。

前提として、信用取引を行うには別途証券会社による審査が

必要になりますので口座を開設したばかりの初心者は

行えないようになっています。

■FX

・高レバレッジ

FXにおける最大のリスクはこちらもレバレッジによる取引が挙げられます。

ただし、資金効率の観点からはメリットにもなります。

株式投資と異なる点では、同じレバレッジでも

その倍率に大きな違いがあります。

株式投資では最大で3.3倍でしたが、

FXでは最大で25倍もの取引ができます。

また、これは日本のFX業者の最大値であり海外には

1000倍以上のFX業者も存在いたします。

では、レバレッジをかけずに取引すればいいのではないか?

このように思う方もいると思いますが、レバレッジをかけずに

取引を行う上では「最小取引単位」を把握しておく必要があります。

最小取引単位とは、取引をする上で最低限必要な資金のことで、

FXでは「1万通貨」または「1千通貨」となっています。

※株式投資では「最低売買単位」と言って、基本的には

100株単位でしか取引をすることができません

例えば、1ドル=100円の取引で最小取引単位が1万通貨とすると

最低でも必要な資金は100万円必要ということになります。

しかし、手元に100万円もなく10万円しかないという方でも

レバレッジを10倍で取引をすれば最小取引単位の

100万円を満たすことができるというわけです。

これは、株式投資においても同じことですが、ある程度の利益を

狙うためにはまとまった資金が必要になり、レバレッジの容易さ

という点ではFXの方が資金効率を図りやすいです。

(株式投資において口座を開設したばかりの初心者は

信用取引口座を開設することができないため)

しかし、FXの値幅が大きく動いたときにはレバレッジが

効いている分資金が減る速度もものすごい速さで減りますので

その点が大きなリスクとなります。

初心者にはどちらが「株式投資」と「FX」どちらが向いている?

結論、初心者にはFXよりも株式投資の方が向いているでしょう。

その理由としては、FXではレバレッジ設定の容易さと多くのFX業者で

最小取引単位が決められているため、小資金の人はレバレッジを

かけざるおえない状況にあるという点からです。

また、FXでは株式投資と違い企業ごとの特性などが大きく

反映されるわけではないので、よりチャートから得られる情報が

結果に影響を与えます。

そのため、より経験と知識の両方でFXの方が難しく、

リスクが高いと言えるでしょう。

一方で、株式投資では株価が高い企業もあれば10万円以内で

取引ができる企業も多く存在します。

その中で優良企業を探し出す難しさはありますが、

取引前の情報収集のしやすさや手元資金で経験をしてみるという点では

FXよりもリスクが低いといえるでしょう。

それでは、どのような人がFXが向いているかといいますと、

ある程度の経験者で比較的チャートから得られる情報で

利益を出してきたという人にはFXでも継続して利益をあげることが

できるかもしれません。

また、FXの経験もしてみたいという人には明確な自分ルールを決めた上で、

期限を決めて経験してみるのもありかもしれません。

まとめ

株式投資におけるリスク

・目的がない投資

・デイトレード

・信用取引におけるレバレッジ投資

FXにおけるリスク

・高レバレッジ

株式投資では、信用取引によるレバレッジ投資を行わない限り、

予期せぬリスクは小さい傾向にあります。

その上で、企業の倒産により手元資金が0になる、

というのが想定される最大のリスクです。

しかし、信用取引によるレバレッジ投資を行ってしまうと、

手元資金が0になるだけでなく、マイナス、つまり借金を

背負うケースもあるので注意が必要です。

FXでは、レバレッジにおいてその倍率の高さや最小取引単位から、

小資金の人はレバレッジをかけないと参入しにくい構造があることが

リスクの1つです。

また、金利の高い通貨はその値幅も大きい傾向にあり、

一瞬にして多くの投資家が資金を飛ばし、中には借金を抱えてしまう

ケースもありますので、くれぐれもFXを行う前には勉強をして

、資金管理を徹底して行うようにしてください。

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