FXのストップ狩りとは?どう対策をすればよいのか?

FXでトレードをしていると明らかに変な動きをする相場があります。
その一つがストップ狩りです。

実はFX会社によってトレードしているチャートの形は微妙に異なります。

これは我々取引をするトレーダーとトレーダーの間にFX会社が入り込んで、そのFX会社が代理でトレードしているからです。

だからこそ、トレードで利用するFX会社は慎重に選ぶ必要があるのです。

今回はFXのストップ狩りとその対策について見ていきます。

FXのストップ狩りとは何か?

トレードではどんなプロでも百発百中で勝つことはできず、損失を出すことがあります。

いくらプロでも損失が膨らみ資金を失ってしまえば、トレードを継続することはできません。

そこで、損失を限定的にするために、目処を付けて損切する必要があります。

実際の相場ではここまで大雑把な動きはしませんが、分かりやすくするために1ドル100円として、トレンドが上昇傾向で1ドル105円あたりまで行くだろうとしてポジションを持ったとします。

しかし、もしかしたらポジションを保有している最中に急にトレンドが転換して損を出すかもしれません。

そんなときのために1ドル97円になったら自動でポジションを決済して損失を3円に確定する、損切をするような注文がロスカットです。

そして実際の相場ではロスカットが入れられる場所というのはある程度決まっていて、大抵はそのあたりにロスカットが密集しています。

この密集しているロスカットを巨額なマネーを使って一気に突き抜けて、他のトレーダーにポジションを強制的に決済させて、相場が一気に下がってからすぐにポジションを保有して利益を上げるような手法のことをストップ狩りといいます。

ストップ狩りには主に2種類存在します。
・ヘッジファンドによるストップ狩り
・FX証券会社によるストップ狩り

ヘッジファンドはお金持ちから巨額のお金を集めています。

その巨額な資金を使ってストップ狩りを仕掛けてくることがあります。

またFX会社自身がストップ狩りを仕掛けてくることもあります。

FX会社は自社の顧客がどこで逆指し値注文をしているのかを当然知っています。

そこでFX会社自身がトレードに直接参加してストップ狩りを仕掛けてくるのです。

FX会社の本来の基本的な収入源はスプレッドです。

ですが、DD方式(FX業者を介したインターバンク市場との取引)の場合間にFX会社が入っているため、顧客が負けるほどFX会社が儲かるという図式にすることができるのです。

そこでFX会社がストップ狩りをしかけて顧客に負けさせ、利益を出そうというエグイことをしているのです。

ネット界隈には海外FXは危険だからやめたほうがいい、国内業者は安全という言説があふれかえっていますが、このDD方式を多用しているのが国内業者なので注意したほうがいいです。

FXのストップ狩り対策としてできること

流動性の高い取引時間や通貨を狙う

ヘッジファンドは巨額な資金を投じてストップ狩りを仕掛けてきます。

とはいえ、FXのマーケット規模は馬鹿でかく1日に600兆円ものお金が取引されているといわれています。

いくら巨額な資金を動かせるヘッジファンドとはいえ、流動性が高い時間にストップ狩りを仕掛けてくることはありません。

確実に成功できる局面でしか勝負してこれません。

当然、ストップ狩りを仕掛ける側にもリスクはあるからです。

そして、確実にストップ狩りで勝ちにいけるのが流動性がしている時期や流動性の低い通貨です。

流動性の低い時期として、主要な銀行が休みとなっているクリスマスや元旦、夏休みなどがあげられます。

流動性の低い通貨とは、おもに値動きが激しいマイナーな通貨をさします。
例えば、トルコリラ、ポンド円などが上げられます。

こういったマーケットではヘッジファンドが巨額の資金を動かして、ジェットコースターのように相場が上下します。

このような通貨に手を出すのではなく、安定していて流動性の高い通貨で取引することでストップ狩りを防ぐことができます。

NDD方式を採用している外国FX業者を利用する

FX会社が仕掛けてくるストップ狩りはDD方式であるから仕掛けられます。

であればDD方式である国内業者を利用しないのが一番のFXのストップ狩り対策となります。

DD方式以外にはNDD方式というものがあります。

このNDD方式であればインターバンク市場と直接取引することができるためFX会社による意図的なストップ狩りを回避することができます。

NDD方式は極めて透明度の高い取引なので、安全に取引できることが大きなメリットです。

ただし、このNDD方式にもデメリットは存在します。

NDD方式の場合、DD方式に比べてスプレッド(手数料)が広がりやすいです。

DD方式の場合はスプレッドが低いことが最大の売りです。

NDD方式の場合、FX会社が直接ストップ狩りで稼ぐことができないのでその分スプレッドがDD方式よりも高めとなります。

NDD方式を採用しているのは、主に海外のFX会社です。

海外のFX会社がすべてNDD方式を採用しているわけではないですが、有名どころはNDD方式を採用しているところが多いです。

理由は顧客との信頼関係を築くため、透明性の高い取引を行ているためです。

外国FX会社というと何かと怪しいだとか辞めたほうがいいとか言われることもありますが、本当に信頼できる外国のFX会社もたくさんあります。

例えば、XMであれば国際的にも厳しい規制をクリアしている極めて優良で透明性の高いFX会社になります。

日本でも近年XMの人気が大きく上昇していてXMでFXを始める方も増えているので、検討してみてはいかがでしょうか?

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