こんにちは二宮です。
今回はテクニカル分析における初級に位置づけられる、ディセンディングトライアングルの説明をしていきます。
こちらのディセンディングトライアングルは相場のトレンドや、トレンドの転換点を見つけるときに有利に働く、テクニカル分析の1つです。
セットで、アセンディングトライアングルが存在しますので、そちらの記事はリンクをはっておきますので、セットで覚えていただければさらに相場に対し、有利にポジションを構築する事ができるかと思います。
また、今回のディセンディングトライアングルは、他のテクニカル分析とも合わせて使用することができますので、これを覚える事で、複合型のテクニカル分析を使用する事ができます。
初級のテクニカル分析になりますので、難しい言葉を極力使わずに、説明していきます。
それではよろしくお願いします。
ディセンディングトライアングルとは
まずディセンディングトライアングルの説明からしていこうかと思います。
このディセンディングトライアングルは、普段皆さんが、三角の上抜け、下抜けと言われているものになります。
そのチャートパターンでディセンディングトライアングル、亜センディングトライアングルと名前が変わってきます。
こちらですが、高値を少しづつ切り下げながら、下落をしていき、そのなかで、トライアングル（三角形）のような形を形成していくチャートパターンとなっています。
こちらのドル円のチャート画像で解説していきます。
まず、気をつけて確認して欲しいのが、ドル円の高値が切り下がっている事です。
また、その過程で、トライアングルを形成している事が確認できるかと思います。
このチャートでは、売り手の圧力で、だんだんと高値が切り下がり、トライアングルの底辺の抵抗ラインを抜けた際に大きく下落をしている事が、確認できるかと思います。
この状態がディセンディングトライアングルと呼ばれるチャートの形になります。
・高値を切り下げる
・抵抗ラインを突き抜けて下落をする
こちらが、原則としての、ディセンディングトライアングルの条件となります。
エントリーポイントについて
ディセンディングトライアングルのエントリーポイントを解説していきます。
先程の画像にエントリーポイントを番号で追記させました。
こちらの画像ですと、①と②になります。
本来のエントリーポイントですと、抵抗ラインをローソク足の実体で割る場所が本来のエントリーポイントとなります。
しかし、少し踏み込んでチャートを見ますと、チャートのローソク足が高値から切り下げられています。
これは本来であるならば、高値切り下げとしてエントリーをするべきポイントです。
こちらですと少し難易度が高くなりますが、一歩踏み込んでトレードをするのであれば、こちらのようなトレード方法を取る事をお勧めします。
少しだけ、踏み込んでトレードする事で、初心者から脱出することができるはずです。
①のエントリーポイントになりますが、1時間足高値切り下げでのエントリーになります。
このような、形になりますと、基本的にはディセンディングトライアングルを形成するか、普通のトライアングル、または下落の可能性が高くなります。
そのため、人よりも利益を追求していくのであれば、このようなトレードも挑戦してみてください。
また、②番のエントリーポイントになりますが、こちらはさらに慎重にエントリーをした場合の番号になります。
高値を切り下げつつ、少しづつ、下落をしていますので、①番のエントリーのポイントに比べて、利益は少し落ちてしまいますが、より確実に下落相場に乗れる可能性が高いといえます。
このようなトレードをしていくのであれば、損切りも素早くしなければなりません。
損切りのポイントも明記しますと、①番の場合ですと、直近の高値を損切りのポイントにするべきです。
理由としてはディセンディングトライアングルの形状として、高値を切り下げながら、下落をしていく事が原則として、存在しています。
そのため、直近の高値に損切りのポイントを置いておけば、利益と損益を考えた場合は、利大損小といったトレードができるかと思います。
②番の損切りポイントですと、丁度①番の高値が損切りラインとなります。
こちらの理由は①番のエントリーポイントと同じになりますので、損の少ないエントリーになると思います。
本来ならば、抵抗ラインでエントリーをするべきなのですが、少し踏み込んだトレードをするのであれば、このようなエントリーをしてみてもいいかもしれません。
間違いやすいチャートパターン
こちらのチャートはディセンディングトライアングルの失敗例となっています。
こっちらですが、一見高値を切り下げて、下の抵抗線を割っているように思われますが、実際は違います。
よく見ますと、下値の抵抗ラインも一緒に切り下げていますので少し違ったチャートになります。
こちらは抵抗ラインも一緒に抵抗ラインが切り下がっていますので、抵抗ラインも一緒に移動をしているタイプのチャートとなっています。
さらに、三角形の下値を割ったにも関わらず、その後上昇に転じています。
このようにディセンディングトライアングルを模した似たようなチャートはトレードをしている際に多く出現してきますので、気をつけておかなければなりませせん。
そのため、チャートにラインを引く場合は、まずは、抵抗ラインをしっかりと確認して、そこから三角を引いていく事で、より、精確なトレードをする事ができると思います。
チャートを間違えてトレードをしたとしても、損切りを素早くすることで、資金を守る事ができます。
最初に、トレードをしていく場合は、ローソク足のチャートにラインを引くだけでも難しいかもしれません。
しかし、挑戦して、実践する事で、トレードは確実に上達します。
ディセンディングトライアングルのまとめ
今回のディセンディングントライアングルは初心者の方でも直ぐに実際に、トレードに組み込む事ができるテクニカル分析になります。
・高値切り下げ
・抵抗ラインの確認
・エントリーポイントを確認する
・似たチャートに注意する[
この4点が、トレードをする際の注意点になります。
最も注意すべき点は、矢張り抵抗ラインの確認をする事だと思います。
しかし、テクニカル分析は過去のチャートより似たパターンを探すため、必ずしも、この形のチャートパターンだから、このテクニカルが適用できるということは絶対とはいえません。
チャートは全て、新しく更新されるため、過去にないパターンのチャートもこれから、現れていきますので、そこは注意すべき点だと考えています。
しかし、相場での間違いは大体、損切りをする事で、最悪の事態は回避する事ができます。
まずはトレードに慣れていくことが分析がうまくなるための一歩になりますので、チャートを何より研究していく事が上達の近道です。
こちらの記事を見て是非ディセンディングトライアングルを使用して、トレードをしてみてください。
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