テクニカルトレードの手法としてスキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期投資などと、様々な手法があります。
しかしことFXに関していえばスイングトレードが最強であると思われます。
10年ほど前まではデイトレードも有効な投資手法でありましたが、昨今のマーケットの状況ではおすすめできません。
スキャルピングに関して言えばFX会社のエサにされるのでもっとおすすめできません。
FXにおいてスイングトレードが最強である理由について説明していきます。
FXでスイングトレードが最強である理由とは?
FXのテクニカルトレードが有利なのはあくまでも短期売買
まず大前提としてFXは短期売買で稼ぐべきです。
FXは投資というより投機によるトレードで稼ぐのがセオリーです。
テクニカル分析というものはそもそも投機で稼ぐことを前提としているからです。
逆にファンダメンタルズで稼ぐのであれば長期投資でが良いでしょう。
FXでファンダメンタルで稼ぐとなるとそれはトレードというよりもスワップポイント狙う投資となります。
しかしFXスワップポイント狙いで投資をしても大して稼げないのは有名な話です。
したがってFXで現実的に稼ぐとなるとテクニカルトレードを伴った短期売買となっていきます。
短期売買といってもどのくらい短期かによってどのくらい稼げるかが関わります。
デイトレードやスキャルピングそしてスイングトレードはどれも短期売買の枠組みとなります。
FXで稼ぐのであればこれらのどれかのトレードスタイルを利用するのが現実的です。
値幅を取るにはある程度の投資スパンが必要
しかしデイトレードやスキャルピングは短期すぎて逆に難易度が非常に高いのです。
特にスキャルピングについては非常に難易度も高く、精神的なプレッシャーも高くつきます。
また、利益を最大化するには投資スパンが必要です。
いくら短期売買が良いと言われても期間が短すぎると値幅が取れ取れません。
一見するとすべての上下の波に対して全て正解を当てられるのであれば理論上はスキャルピングが最強となります。
しかし現実的には全ての上下の波を当てることは不可能ですし、何より取引回数を増やせば増やすほどスプレッドが問題となってきます。
従って短期売買であったとしても取引回数を減らす方向で持っていた方がトレードが安定し値幅を取ることができるのです。
また 取引期間を長くした方がリスクが高まるので逆にリターンも高まるのです。
リスクとリターンは常に表裏一体です。
リスクが高いことは悪いことではありません。
逆にデイトレードやスキャルピングではそもそも値幅が出ないので利益が出ないか出たとしても大したことがなくそれでいて失敗した時のメンタルケアやマインドの問題が大変になってきます。
小さな波の一喜一憂しなくてはならなくなるのです。
だからこそデイトレードやスキャルピングはお勧めできません。
トレードの基本は大きな波に対して、トレンドに対して順張りをしていくことです。
しかしスキャルピングでは大きな波に乗ることは不可能ですしデイトレードでもそうです。
よくデイトレードをする人はポジションを持ち越すことが恐怖だと言いますが、それは自分のトレードに対して自信がないからポジションを持ち越すことが怖いのではないでしょうか?
オーバーナイトしなければ時間による恩恵をうけられません。
何事も日々の積み重ねがあるからこそ大きなことを成すことができるのです。
オーバーナイトしないということは、それができないということです。
マーケットではすでにシステムトレードが大半を占めている
マーケットでは既にアルゴリズムが支配しており、取引の7割程度は超高速取引に置き換わっています。
これではデイトレードやスキャルピングで勝つのは至難の技です。
トレードが勝てるかどうかはの一つの要因として売買タイミングがあります。
本来であれば適切な売買タイミングをつかめればトレードで勝つことはできます。
しかし、アルゴリズムによる超高速売買によって物理的に不可能なレベルまで取引速度が上がってしまっています。
取引において時間優先の原理があります。
これは同じ値段で入札があった場合には先に入札があった方の取引が優先されるというものです。
しかし、超高速取引によって物理的に不可能なスピードで入札を繰り返してくるため、裁量トレードでスキャルピングをやるのは無謀に近いといえます。
このせいもあってかスキャルピングで思うような売買タイミングを実現するのは難しい状況となっています。
短期売買であってもトレードスパンを長めにとることでボラティリティが高まり、結果としてわずかな売買タイミングを無視できるようになればおのずと勝てるトレードになってくるでしょう。
スキャルピングやデイトレードで勝つならシステムトレードを利用するがおすすめ
上記の理由からFXで裁量トレードで現実的に勝つのであればスイングトレード一択です。
しかしどうしてもデイトレードやスキャルピングで稼ぎたいのであればシステムトレードを利用することをオススメします。
デイトレードやスキャルピングでは機関投資家らによるアルゴリズムによるトレードで取引で不利となってしまいます。
そこでこちらも自動売買を使うことで物理的に不可能なスピードで取引することが可能です。
マーケットのライバルがシステムトレードを利用しているのだから、こちらも同じ土俵に上がって勝負をしかけるべきです。
それができないのであれば、おとなしくスキャルピングやデイトレードはあきらめてスイングトレードで勝負したほうが良いでしょう。

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