FXの自動売買を使って負けてしまう原因は何なのか?

FXの自動売買で負けてる人は多いようです。

私は自動売買については賛成派なのですが、Twitterなどの各種SNSの投稿を見る限り自動売買で損失を出してしまうという声が一定程度あるのは事実です。

しかしよくよく話を伺って見ると、本当に自動売買が悪いのか、あるいは他の要因が原因で負けているのか疑問に思うこともあります。

そこで今回は自動売買で負けてしまう原因をいくつか研究し、どうすれば勝てるのかについて考察していきます。

FXの自動売買で負ける原因とは?

自動売買そのものに問題がある場合

まず一番初めの理由として自動売買するそのものの取引プログラムに問題があるという場合です。

これはもうどうしようもありません。

そもそもどのようなアルゴリズムでトレードをするかは人にもよるので一概に自動売買は稼げないだとか、自動売買で負けるという意見には賛成できませんが、機械によってトレードをしてもらう以上は自動売買に問題があれば稼げないのは当然のことです。

例えば、FXトレードにおける優位性の高い取引は大きな波の順張りにあります。

過去のチャートの研究からも逆張りより順張りの方が優位性が高いことは歴史がすでに証明しています。

にもかかわらず、順張りではなく逆張りのアルゴリズムの自動売買を使っていれば、それは負ける可能性が高まるのは当然の話です。

自動売買よりも、トレーダーに問題がある場合

しかし私がTwitterで自動売買で負けた人の話を様々な人の話を聞いた限りでは、残念ながらそもそもその自動売買がどんなアルゴリズムなのかも理解していない人が大半でした。

そりゃ勝てるわけないでしょ!!

そりゃ使っている自動売買そのものが悪ければ稼げるわけもありません。

勝てるわけもありません。

負けるに決まっています。

例えば月利100%で稼げる!のような、明らかに詐欺のような謳い文句の自動売買を使っていて自動売買が詐欺だから稼げない、負けてしまうなんていうのは、システムトレードや自動売買が悪いというよりトレーダーの金融リテラシーの低さが悪いと思います。

このように他の要因で必ずしも自動売買が原因で負けたわけでもないのにも関わらず、自動売買が悪い、システムトレードが悪いと責任転嫁をしているように思える事例もいくつかありました。

そもそも裁量であろうが自動売買であろうが、取引手法が同じであればある程度は同じような結果が出るはずです。

従って裁量トレードで最低限の結果が出せない人であれば自動売買を使っても結局は稼げないということになります。

しかし、そもそも裁量トレードもまともにやったことな人がいきなり自動売買から始めて結果が出ないといって自動売買が稼げないと論評しているのは、システムトレードが悪いというよりも、もっと他に本人に悪い所があるのではないか?別なところが原因なのではないかと疑いたくなってしまいます。

自動売買は取引するトレーダーに問題があれば稼ぐことはできません。

自動売買と言うと自動で取引するできるので本当に何もする必要はないと勘違いしがちですが、そんなことはありません。

自動売買のオンオフの管理や相場状況の把握をして、時には手動でポジションの決済をする必要があるのです。

システムトレードの優位性は心理的な影響を除外してトレードできること、また人間では物理的に不可能なスピードで トレードができることが主な利点です。

しかしながら自動売買も万能ではありません。

万能な聖杯が無いように、裁量トレードにも心理的な問題で負けるといった欠点があります。

当然システムトレードにも状況判断ができないと負けるといった問題があります。

そこでトレーダー自らがその状況判断を行いシステムトレードの補助をする必要があるのです。

本来あるべきシステムトレードとは自動売買を使うからといって何も全て自動売買にまかせっきりというわけではないです。

昨今では相場の取引の7割がアルゴリズムによって行われると言われています。
特にこれは機関投資家で顕著に表れています。

機関投資家ですらアルゴリズムによってシステムトレードを行っているんです。

そう考えると個人投資家もシステムトレードを最大限生かさない手はありません。

しかし 個人投資家がシステムトレードを利用するとなると完全放置しがちです。
しかしそれではだめなのです。

あくまでも心理的影響を排除するためにシステムトレードを使うのであって、完全放置してしまえばシステムトレードの欠点が出てきてしまうからです。

マーケットに問題がある場合

マーケットに問題がある場合は稼げないのは仕方ありません。

自動売買に問題がなかったとしてもマーケットの動きには誰も対応できないですし裁量トレードであってもマーケットに問題があれば稼げないのは同一です。

例えば相場が急激に荒れた時などがそうです。

ネットで有名な投資家も、コロナショックで数億円の損切りをししていましたよね。

どんなプロであろうが、裁量だろうがシストレだろうが、マーケットに問題がある場合は稼げないの当たり前です。

それを自動売買のせいにするのは間違っていると思います。

FXの自動売買で勝つためにやるべきこととは?

マーケットの把握

まずマーケットの把握は何よりもやるべき最優先事項です。

相場が荒れていれば裁量であろうがシステムトレードでやろうが大やけどする確率は上がります。

こういった場合はトレードを控えてポジションをスクエアすべきでしょう。

また、重要な経済指標の発表の時もポジションをスクエアすべきです。

これらはシステムトレードに限らず裁量トレードでも同じことが言えます。

またシステムトレードだからといってテクニカル分析は不要というわけではないです。

自動売買はあくまでも心理的影響を排除してトレードするためであって、自動売買のシステムトレードにまかせっきりの取引であってはいけません。

なぜならシステムが状況判断はできないからです。

トレードの原則はシステムに任せつつテクニカル分析により状況によってポジションの決済を手動で行っていくべきでしょう。

自動売買の管理、運用を行う

自動売買のオンオフといった管理をする必要があります。

当然ずっとつけっぱなしではいけません。

必要であれば手動で損切りする必要あります。

全てのトレードを自動売買にまかせっきりというわけではないのです。

自動売買のトレードは完全なものではないです。

しかしそれは裁量トレードでも同じです。

それに完全な裁量トレードであれば、よほど訓練されていない限りメンタルによる影響を大きく受けます。

だからこそあくまでもメインはシステムトレードで、状況によってそのシステムトレードのを管理変更していく、これが本来あるべきシステムトレードの姿なのです。

それをせずに自動売買は稼げないというのは間違っていると思います。

ある程度勉強して裁量トレードでも最低限の結果を残せないと、結局のところ自動売買で取引をしても負けてしまうでしょう。

しかし裁量トレードである程度勝てるようになっている人であれば自動売買を使えば取引が安定するのは間違いないです。

なぜなら心理的な影響を受けないからです。

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