FXをやらなきゃよかった、と後悔する前に注意すべきこと

FXは非常に魅力的です。

少ない資金で高いレバレッジをかけることができ、それによって多額の資金を稼ぐことができます。

しかし投資である以上、当然リスクがつきまといます。

きちんと勉強せずにそのリスクを過小評価し、中にはFXでひとり無残に散っていった先人たちも多くいるのもまた事実です。

しかしFX界隈には、単純に勉強するとかそれ以前に罠が多いのもまた事実でしょう。

今回は先人の失敗を踏まえつつ、それらの罠を回避するためにやるべきことについて説明していきます。

FXをやらなきゃよかったと後悔する前に注意すべき4つのこと

国内FXは利用しない、海外FXを利用する

まず一番最初に大切なことは、どのFX会社を利用するかということです。

これが非常に重要です。

一見、どのFX会社を利用したとしてスプレッドは大差ないのだから大して変わらないように見えます。

しかし、この選択であなたが成功するか、あるいは失敗するかが半分決まっていると言っても過言ではありません。

なぜなら、国内FX会社はトレーダーの損失を自社の利益としているビジネスモデルだからです。

従って、国内FXを利用している時点でもう半分負けているようなものなのです。

FXの取引手法にはDD方式とNDD方式が存在します。

国内FXはDD方式を採用し、海外FXはNDD方式を採用していることが多いです。

NDD方式はグローバルスタンダードな取引手法で、トレーダーが取引したお金をブローカー(FX会社)を通じて直接インターバンク市場に流します。

一方、DD方式の場合はFX会社がインターバンク市場にお金を必ずしも流すとは限りません。

インターバンク市場に流すかどうかはFX会社にゆだねられています。

そのため、ストップ狩りのような明らかに不自然な取引が行われてしまうのです。

これは言ってみれば、顧客を負けさせて、その利益でお金を稼いでいるといえます。

冷静に考えても見てください。

国内FXはものすごくスプレッドが狭く、実質0近い値です。

対して海外FXはスプレッドが広い傾向があります。

本来のFX会社やブローカーの収入はこのスプレッド以外考えられません。

そうなってくると、国内FXはスプレッドが狭いため売上があがらないはずです。

しかし、現実はそうはなっていません。

これこそが、自社の口座を利用しているトレーダーを負けさせて稼いでいる何よりの証拠です。

しかし、ネットを見渡せばFXと検索して出てくる広告には国内FXのモノばかりです。

これは国内FX会社がアフィリエイターに大金を積んでいるからです。

例えば、DMMのアフィリエイトは口座開設+条件を満たすと3万円ものアフィリエイト報酬がもらえます。

3万円のアフィリエイト報酬はかなり高い部類でしょう。

しかも紹介する側は何か商品を有料で売っているわけではないので、制約しやすくなっています。

ちなみに、3万円のアフィリエイト報酬というと、大半の情報商材のアフィリエイト報酬よりも高い金額です。

実際、インフルエンサーなどが販売する情報商材も高くても販売価格で1万円前後といった感じでしょう。

では、この金はどこから来ているのでしょうか?

本当にスプレッドだけがFX会社の収入であれば、1口座3万円もくばっていたら破産してしまうはずです。

どうやって国内FXが稼いでいるのでしょうか?

それは、国内のトレーダーの損失からお金を搾り取っているのです。

サラリーマンほど安いものが良いと勘違いしがちですが、実際の社会ではまったく逆のルールで動いています。

最近ではファーウェイなど中国産でもクオリティの高いものも増えてきましたが、一般論を言えば安ければ当然それだけ投資資金を出すことはできないので、必ずどこかで無理が出ます。

人件費やら何かの費用を抑えなくてはならなくなり、食っていけなくなります。
そうなると中には不正な手段に出てくる者も出てくるでしょう。

そしたら質の低いものが出てくるのは当たり前でしょう。

お客様は神様だと勘違いする人ほど、値切って安いものを使おうとするからこそ稼げなくなってしまうのです。

安い給料で人を雇うから、無能が集まってきて結果的にビジネスでも稼げなくなっていくのです。

逆に稼ぎたいのであれば、先にお金を快く支払うべきです。

お金を先に支払うからこそ、マーケットを拡大することができて結果として稼ぎが増えるのです。

お金は信頼を数値化したものです。

つまり、スプレッドを狭くしたい、手数料を払いたくないということは、自分が取引をしているFX会社は信頼できないと自分で自己紹介しているようなものです。

信頼できない会社を使ってトレードしていたら、そりゃ勝てないに決まっています。

だからこそ、信頼できるFXトレードをしたいのであれば、FXで勝ちたいのであればXMなどの海外FXを使ってスプレッドをきちんと支払うべきなのです。

欲張り過ぎないこと

トレードは欲張った瞬間に負けて損失を出します。

特にトレード一年目の初心者はまずは相場で生き残ることのみを意識すべきです。

ちょっとうまくトレードがいって、大きな金額が稼げたからといって調子に乗ってるとすぐに痛い目にあいます。

欲張ったトレードをしようとすれば必然的にトレードに無理ができます。

精神的に負担も増えてきます。

そうなればメンタルで負けるという機会が増えていくのです。

何事もやりすぎはよくないと言いますが、これはトレードでも同じです。

ある程度調子よく稼いだり逆に全く稼げないという時が続いたのであれば相場から離れることをお勧めします。

成功体験が何度も連続して起きると、人は自分自身を自分の実力よりも過大評価し始めます。

一旦冷静になって自分の実力を冷静に評価するためにパソコンから離れるべきです。

せっかく大金を稼げたのに調子に乗ってトレードしてそのお金を溶かしてしまったら意味ありません。

1年目から稼いで資産が増えていくと想定しない

1年目から稼いで資産が増えていくという想定はしてはいけません。

私も投資をはじめる前は、投資をして1ヶ月目に資産が○○万円、2ヶ月目には○○万…と増えていくような脳内シュミレーションをよくしたものです。

確かにこのように夢想するのは楽しいものです。

しかし現実はこのように簡単に上手くは行きません。

投資家一年生は相場で生き残ることのみに注力すべきでしょう。

冷静に考えて何事も1年目からうまくいくということはあり得ないでしょう。

あなたが会社で新卒入社一年目から何か会社に貢献して利益を出すことができるでしょうか?

そんなことはないでしょう。

1年目は誰だって会社のお荷物になるものです。

しかしそれでも新卒をとるのは結局のところ人間に投資をしているからでしょう。

トレード1年目は勝つことにこだわりすぎず、相場で生き残ること、上手くいけばプラス収益で、あるいはトントンぐらいの成績であれば十分です。

そして一年やればマーケットのことがある程度はわかってくるはずです。

そうなればそこから勝負を仕掛けられます。

だからこそ投資1年目は慎重に立ち回るべきでしょう。

裁量トレードにこだわりすぎない

FXトレードと言うと大きな大画面のパネルの前に座ってポチポチクリックしている。

そんなイメージをするかもしれませんが、その常識はもはや過去のものとなっています。

機関投資家でさえシステムトレードへと移行しており、既にマーケットの7割程度はアルゴリズムによる取引となっているとなっています。

確かにトレード自体には面白味があるし、自分でやってみたいという気持ちもわからなくもありません。

しかし現実的に考えて、人間と機械では機械が方が優れているというのはもはや明確ではないでしょうか?

もちろん機械には機械の欠点があります。

しかし、それこそ人間がシステムトレードのオンオフをする判断をしてあげればその欠点はなくなるはずです。

後はプライドの問題でしょう。

世間ではAIの発達によってたくさんの職業がなくなるといわれています。

そんな昨今で、わざわざ取引をする際にクリックだけをするということを自分でやるメリットがそこまであるとは思いません。

合理的に考えるんであればFXの自動売買を使った方が稼げるはずなのです。

もちろんFXの自動売買であったとしても、ずっとつけっぱなしにしていればそれは負けていくのは必然でしょう。

自動売買で負けるパターンはずっとつけっぱなしというパターンです。

相場は荒れる時もあれば全く値動きが出ない時もあります。

またそれは通貨によっても挙動は全然変わります。

であればそのオンオフの判断だけを人間がしトレードそのものは自動売買に任せるのが合理的だと思います。

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