FXで勝てないのは難しく考えすぎだからか

FXで勝てない人は難しく考えすぎです。

いわゆるFX本などを見ると、様々な取引手法が載っているので自分が取引する手法がうまくいかないとあれもこれも試してみて、結果としてどれも負けてしまうということに陥ってしまいます。

しかしそういうのは大抵手法が間違っている、手法さえあっていれば稼げると勘違いしているからこそ起きる失敗です。

FXそのものを難しく考えすぎているのです。

今回はFXでなぜ勝てないのか、その原因の一つであるFXを難しく考えすぎているということに絞って見ていきます。

FXで勝てないのは難しく考えすぎだから。稼げない奴ほど難しいことをしようとする

FXで稼ぐために必要なものは三つだけ

有名な話でもありますが、FXで稼ぐために必要なことは以下の3つだけです。

  • 資金管理
  • 取引タイミング
  • メンタルコントロール

これだけです。

断じて、この中に手法は存在し無いのです。

FXでコンスタントに稼げるプロトレーダーにどのインジケーターを使わせても、結局のところ稼いでしまいます。

なぜかと言うと、手法がどうこう良い悪いではなく単純にトレードが上手いからです。

手法というのはいわば手段であって、それ以上でもそれ以下でもありません。

だから手段に優劣があったとしても結局のところ、稼ぐ人は稼げるし、稼げない人は稼げないのです。

ビジネスで考えてみましょう。

副業で稼げない人にはノウハウマスターという人がいますが、彼らは手法であるノウハウはたくさんあります。

しかし、稼げません。

なぜかと言うと結局のところマインドセットや行動ができていないからでしょう。

逆に稼げる人は頭よりも手が先に出る、つまり行動が先にでるので、たとえノウハウや手段が劣っていたとしても大量に打席に出た結果として稼げてしまうのです。

考えてみれば当たり前の話ですが、手法にこだわっている時点で長期的にFXで稼いでいくことは難しいでしょう。

自分のトレード技術を向上させていくほかありません。

情報を仕入れすぎて思考や戦略がぐちゃぐちゃ

FXに限らず本屋に行けばノウハウ本というものがたくさん売っています。

しかしこれらのノウハウ本をもとにまともに成功したという人は見たことありません。

何より私自身もそうでしたからね。

ましてやFXの本に関して言えば、バックにFX会社がいて、実質FX会社の自社出版のような感じで出版されており、本の一部には必ずと言っていいほどFX会社の口座登録を促すような広告が付いています。

そんな本の情報が本当に真実のみを書かれていると思っているから変な情報を仕入れてしまい、結果として負けトレードをしてしまうのです。

この情報社会では情報を取りに行くことは必要ですが、情報が氾濫しすぎているので良質でない情報はとらない、排除する努力が必要です。

それこそネットを開けばFXに関する情報が溢れかえっていますが、大抵はどれも質の低い情報ばかりです。

だいたい本当に質の高い情報を取りに行こうとするのであれば、高い金を払うべきだと思います。

お金とはつまり信用を数値化したものなので、情報にお金を払えないというのは逆説的に言えばその情報は信頼できないということではないでしょうか?

あるいはたかだか数千円程度の本の情報には、その情報の価値が数千円しかないと言ってるようなものです。

そんな数千円しか価値のない情報で本当に稼げると思う方がどうかしています。

たいした価値の無い情報を基に自分の大金を投じようという気持ちになる方がどうかしています。

信頼できない詐欺師にお金を渡しているのとやっていることは同じでしょう?

もちろん本の中にはとても有用な情報が載っている本もあるでしょう。

あるいはネットの中にもそうです。

しかしあまりにも情報や本が溢れすぎていて、本当に良質な情報にたどり着くのは至難の業です。

大抵売れている本や検索トップに来ているサイトの情報というものは、本当に信頼できる良質な情報であるとは言えません。

売れている本は本屋が売りたい本を目につくような場所に置くから売れるのです。

本でいえば初心者向け、情弱向けに簡単に稼げる方法など購買心を煽るようなタイトルやわかりやすさ重視のお手軽感を出したタイトルだから売れるのです。

例えば、ザイFXのような、分かりやすさ重視のいかにも初心者をターゲットとしたような本で本当に稼げるようになるとは到底思えません。

FXに限らず、本当に良い情報が載ってる本というものは大抵は読みにくかったりして、値段も他の本よりも高かったりします。

あるいは、良質な情報を持つ本というものは大抵難しいので解説本というものが出ていたります。

例えば、マルクスの資本論であったり、ピケティの21世紀の資本論といったものがそうです。

しかし、解説本や漫画で分かるシリーズは情報を削っているので、たいては原著を読んだ方が良い方が多いです。

本ではなくてFXの情報を発信しているサイトやネットではどうでしょうか?

検索トップに来るのはSEOが強いから検索トップに来るのであって内容が正しいからではありません。

Googleは検索順位について、内容の正しさは判別していないと公言しています。

だから国内FXのアフィリエイターにはめ込まれてしまうのです。

稼げない人ほど不要な情報を大量に集めてしまって、そのせいで投資戦略がぐちゃぐちゃになってしまうのです。

思考がぐちゃぐちゃだから難しく考えてしまうのです。

稼げない人ほど逆に情報収集の範囲を狭めるべきでしょう。

難しく考えないようにするためにはどうすべきか?

情報のつまみ食いをせず一本化する

情報のつまみ食いはせず、これだ!と思った情報のみを信じその人が発信している情報のみを信じたほうが良いです。

そもそも情報を発信する人によって前提条件が異なります。

にもかかわらず情報をつまみ食いしてつなぎ合わせていれば、前提条件の違いからつなぎ合わせた情報や投資戦略にほころびがでます。

情報をつまみ食いしたら、前提が崩れてしまうのです。

そうなったら戦略通りににいかないのは火を見るよりも明らです。

経営の分野で選択と集中という概念がありますが、それは情報においても間違っていません。

全部自分でやろうとしない、裁量トレードにこだわらない

稼げない人ほど全て自分でやろうとします。

しかしそれが結果として自分で自分の首を閉めているのに気づいていないいません。

トレードで言うのであれば、全てのトレードを裁量トレードで行おうとするのがそれでしょう。

機関投資家でさえシステムトレードに移行しているにも関わらず、機関投資家に劣る個人投資家ごときが全て裁量トレードで稼ごうとするのは合理的ではないです。

ビジネスでもそうですが全てを自分でやろうとすればおのずと稼げる金額に限界が来ます。

だからこそ他人に分け前を与えるのです。

他人に分け前を分けるからこそ結果として自分自身の稼ぎも増えていくのです。

そして間接的に時間を買うこともできるのです。

起業家に学歴が低い人が多いのは有能な人に仕事を任せているからでしょう。

他人をうまく使っているからこそ稼げているのです。

逆に小利口ものほど自分のプライドが高いから全て自分でやろうとするのです。

だから稼ぎも限定的になっていきます。

結局のところ裁量トレードにこだわる人はプライドが高いのだと思います。

確かに自動売買などは質の悪いものも存在しますし、稼げないものも存在します。

しかし自動売買で稼げないのは大抵はつけっぱなしにしているから稼げないんです。

当たり前ですが、マーケットでは相場が荒れている時と値動きがほとんどない場合があります。

大抵の自動売買は平時を前提としてプログラミングされているので、相場が荒れている時には対応できないことが多いです。

だからこそ自動売買を放置していると相場が荒れだして結果負けていくのです。

であれば自動売買のオンオフのみを人間が判断しやっていけば、メンタルによる取引の失敗も防げてなおかつシステムトレードの弱点である相場感の判断も補うことができます。

勝てない人ほど自動売買がお勧めです。

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