
多くの初心者FX投資家が見過ごしている事の一つとして資金管理が挙げられます。
資金管理は地味で面白みはないかもしれませんが、相場で生き残っていくためには必要不可欠な知識でもあります。
実際この資金管理を疎かにしたせいで相場から退場してしまうという事例が後は立ちません。
そこで今回はFXトレードにおいて資金管理の大切だと具体的にどのように資金管理をしていけば良いのかについて見ていきます。
FX一般投資家が勝つために必要なこと。資金管理の重要性
生き残ることの重要性。生き残れさえすれば稼げる
投資家一年生において一つの目標は相場で生き残ることです。
多くの投資家が初年度から大きな利益を上げることを目的として投資を始めます。
しかし残念ながらそれほど甘くないのが投資の世界です。
たとえできたとしてもビギナーズラックである場合もあります。
だからこそ投資家一年生の場合はまずは相場で生き残ることを目標にすることをお勧めします。
相場に生き残れさえすれば経験値がたまります。
経験値がたまれば次はより良い結果を目指すことができるはずです。
何事もいきなり成功するということは難しいです。
もちろん例えばバブルのような誰もが簡単に稼げてしまうという場合は別です。
しかし例えば通常のお仕事で1年目から仕事に成功したとか会社に利益をもたらしたと言った人間はいないはずです。
何事も1年目は素人であるということを心に留めておかなければなりません。
仮に投資で短期間のうちに大きく稼いだとしても、翌年大きな損失を被ってしまったら元も子もありません。
真に優秀のトレーダーであれば毎年安定した結果を出すことができます。
この安定した結果を出すということが資金管理から来ています。
従ってFXの初心者こそが資金管理を学ばなくてはいけません。
長期にわたって生き残るために必要なのが資金管理
投資において成功するために必要なものは一般に次の通りです。
・価格予想
・売買タイミング
・資金管理
この中で相場で安定的に生き残っていくために必要なものは資金管理です。
この3つの内、価格予想は相場がどっちに動くか、トレンドを把握することであり、売買をするかどうかにおいて大切になってきます。
また売買タイミングとはポジションを持つかどうか、ポジションを決済するかどうかのタイミングを決定することです。
たとえ良い投資対象であったとしても、売買のタイミングが合わなければ利益を生むことができません。
あるいは利益を生むかもしれませんが優位性が低い可能性もあります。
買われ過ぎな場合に買っても意味がありませんし、売られすぎの売っても利益を出すことはできません。
そして最後に資金管理が具体的なトレードの金額を決定します。
具体的には損切りや資金配分といったものがそれです。
資金管理の難しいところは、価格予想や売買タイミングと言ったことは万人に共通することであるため、いろんな人に説明することができますが、資金管理の場合はその人によって投資する資金や所持資金が異なるため一概に言えないのというところです。
しかし資金管理は相場で生き残る確率を高めてくれるものなので疎かにしてはいけません。
具体的な資金管理の方法
資金管理の方法には様々なものがあります。
様々な資金管理のルールがある中、その一例として資金管理方法を提示してみます。
あくまでも以下のものは一例として参考にしてみてください。
1. 実際に投資する金額は投資資金全体の50%を上限として運用する。
つまり50%以上は常に余剰資金として保有しておき、失敗して負けてしまった時の保険として持っておく。
例えば投資資金を100万円とした場合実際に投資するのは50万円までであり残りの50万円は、先の50万円が損失してしまった時の補填用として用いる。
2.一つの投資対象には1.のルールで定めた50%の資金の中から1割~2割までの投資金額までと定める。
そして投資対象を複数持つことでリスクを分散させる。
3.リスク管理は資金の5%の範囲にとどめる。
この5%が損失が限度額であり、基本的には5%以内で通常損切りをしていく。
ポジションを持ったあと損失額が5%を越えたら必ず決済しなくてはならない。
4.リスク管理はレバレッジではなくロット数で行う。
レバレッジはあくまでも資金総量を決定づけるものであり、ポジションサイズを決定するのがロット数である。
これらはあくまでも 一つの例でトレーダーによってそれぞれの数字や内容は変更すべきでしょう。
なぜならトレーダーによって積極的にトレードをするタイプなのか、消極的守りに徹するトレーダーなのかも異なります。
また投資家によって保有資金の総量も異なるため一概にこれが全て正しいとは言えません。
しかしこのような感じで資金管理のルールをあらかじめ決めておく、そしてそのルールに従って取引をするのがトレードにおいて大切です。
裁量トレードで資金管理ができないのであればシステムトレードによる資金管理を
それでも資金管理ができないと言うのであればあらかじめ自動売買によるシステムトレードに切り替えるという手です。
システムトレードであれば機械的に取引することが可能なので資金の管理もしやすいです。
例えば前項で損切りは5%以内にしなくてはならないと説明しましたが、裁量トレードの場合はメンタルが原因で5%以内で損切りできないということは起こりえます。
特に負けを取り返すために無茶な取引をするということもあります。 そういうことを防ぐにはシステムトレードはうってつけです。
相場に一喜一憂しせず、メンタルを排除したトレードができるからです。
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