投資系雑誌などだけでなく、近年はブログやYouTubeなどでも投資の予想をする人が増えてきました。
そんな中でFX のトレードで予想が当たらないと言っている人が続出しているようです。
TwitterやGoogleの検索履歴の統計を見ると、そのようなことがそのことが伺えます。
しかしFXのトレードで予想が当たらないと嘆いている人は、そもそもFXのトレードは予想して当てるものだと勘違いしているのではないでしょうか?
それではギャンブル投資と変わりません。
そこで今回はFXは予想して当たらないのが当然である理由について詳しく解説していきます。
そもそもFXトレードは予想して当てるものではない
初心者からすればFXは上がるか下がるかを当てるゲームのようにも錯覚しがちですが、これは違います。
もし上がるか下がるかを当てるだけのゲームであれば勝率は50%であり、チャートも見る必要もないことからギャンブルであると言えます。
そしてFXは投機です。
投機であるならば勝つためにはテクニカル分析が必要です。
テクニカル分析の考え方として、大前提が三つあります。
・マーケットはあらゆる事象を織り込む
・価格の動きはトレンドを形成していく
・人間心理は不変である
そのうちの一つにはマーケットはあらゆる事象を織り込むということがあります。
これはどういうことかというと、たとえファンダメンタル的な要因があったとしても、最終的にはそのファンダメンタル要因を知った投資家が売買をしてチャートに反映されるため、個々の要因は気にする必要はなく、チャートの価格の変動のみを追ってトレードすればよいという考え方です。
事実、昨今のITによる近代化により、地球の裏側で起こったことが瞬時にネットニュースやライブ配信などを通じて伝わる時代となりました。
そのせいもあってか、ファンダメンタルズ要因が発表されたとほぼ同時にそれがマーケットに反映されるようになります。
従って、いちいちファンダメンタルズ要因から予想を立てて取引する意味がなくなってきているのです。
これはつまり、チャートがすべてであるということです。
したがってチャートがすべてなのですから、そもそもトレードで予測すること自体に意味がないといえます。
テクニカル的にトレンドを把握して、そのトレンドに順張りしていく。
これだけでFXのトレードで勝つことができます。
仮に逆側に動いたら機械的に損切りすればいいだけです。
FXトレードとはそもそも予測をするものではないのです。
だからこそ当たらないと嘆いている人はトレードの基本原則から学び直すべきでしょう。
ブログやyoutuberなどの予想はあくまでも個人の意見
上記よりそもそもトレードは予想するものではないので、ブログやYouTuberの予想が当たらないのはある意味当たり前です。
逆に、予想に従ってしまった人は要注意です。
予想を出している人はポジショントークをしている可能性があります。
他人が出した予想に従うということは、そのポジショントークに乗せられて負けてしまっても、投資には投資自己責任の原則がありますから予想を外した人に文句を言うのは筋違いとなります。
さらに言えば、予想しようとしているのは自分の投資方法に自信がないことの表れですよね?
もし自分の投資方法に自信があるのであれば他人に頼るという選択肢ははじめからないはずです。
本来あるべきは、予測するのではなくただ淡々と、黙々とチャートを分析しつつトレードしていく。
ただこれだけです。
当たらないと嘆いているのはチャートではなく、感情やメンタルで取引をしており、機械的に取引ができていない証拠です。
取引そのものには一喜一憂せずに機械的に取引しなければマーケットでは生き残ることはできないでしょう。
予想が当たらないと思っている人ほど自動売買などのシステムトレードがおすすめ
トレードを予想しているということは、機械的に取引ができていないということです。
そして当たらないと検索していることからも一度のトレードに一喜一憂しているのでしょう。
そういった初心者トレーダーほどシステムトレードがお勧めできます。
システムトレードであれば、アルゴリズムに基づくソフトウェアが機械的に取引するため、そこに予想を介在させる余地もなく、ただ淡々と機械的に取引することができます。
多くのトレーダーが負けていく原因の一つである、メンタルの問題もシステムトレードであれば解決できるので一石二鳥といえるでしょう。
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