投資の勉強になる実話に基づくおすすめ投資映画3選

投資で稼ぐには勉強は必須です。

しかし分厚い本で勉強するとなると気が乗らないということもあるでしょう。

また、初心者本にありがちなのが本当に必要な情報が載っていなかったり、質の低い不要な情報がのってあり不必要に選択肢を増やしてしまうという弊害があります。

そこで今回は楽しく映画を見ながら投資やお金について質の高い勉強できる、本当におすすめできる映画のみを厳選してみました。

どれも実話に基づいているので勉強になります。

単に映画を見るだけではなく、どういったところについて勉強すべきかについても解説していきます。

投資の勉強になる特におすすめできる映画3選

21世紀の資本

21世紀の資本は投資をする意義を再確認するためにおすすめできる映画といえます。

トマピケティの21世紀の資本という本を映画化した映画で、トマピケティ自らが監修した歴史に即した内容となっています。

歴史ものなので当然実話に基づいています。

投資をしない人でも必見です。

よく21世紀の資本の要約などでは、「R > G であり、投資収益率が経済成長率よりも高い、だから投資をしよう!」ということだけで片付けられがちです。

しかし真に大事なことは、そういった上辺だけのことよりも過去に起きた歴史の時代背景や実際に起きたことについてよく学べます。

過去の戦争や事件の裏側には必ずといっていいほどお金が絡んでいて、そんな中世~現代までもお金事情についてよく学べます。

歴史は繰り返すと思いますが、映画の中でも昨今の資本の分配比率が貴族性、奴隷制のあったころと酷似し始めていることが指摘されています。

そして、この映画内で最も衝撃的だったのが近代の産業革命前までは、ヨーロッパではお金が原因で貧困層の平均寿命がたったの19歳だったということです。

中間層がすっぽり抜け落ちており、貴族とそれ以外の貧困層で出来上がっている社会で、上位5%が資本のほとんどを吸い上げているという仕組みとなっていました。

この数字はなんだか現代社会にも通じるところがあります。

そして21世紀の資本を見るといかにお金が大事であるか、お金が社会を動かしてきてか、政治と結びつき権力や戦争を引き起こしてきたかが分かります。

資本収益率が労働収益率よりも高いということを抜きにしても投資の重要性、お金を稼ぐ必要性を感じる作品です。

中世から近代においては、投資といえば土地や金貸しと言った金融をさしていました。

しかし、時代が変わるとこれが工場への投資と変わります。

そしてさらに時代が進むとこれがITへの投資へと変わります。

この変化に伴い、労働者への資本の配分が少なくなってきているのが現実です。

資本主義で生き残っていくためには投資は必須であるということが学べます。

逆に投資をしなければ痛い目にあう、生き残っていくことが難しいということがよく分かります。

ウルフオブウォールストリート

ウルフオブウォールストリートで学べることは金融リテラシーをつけないとカモにされるということでしょう。

この映画はヤバイです。

実に下品な作品ですが、エンターテインメントとしては面白いといえます。

人間の欲望を忠実にそのまま表現した作品となっています。

金融商品を売りさばいて金を稼ぎ、セックス・ドラッグ・金の毎日の日常を過ごしている物語です。

しかも、売っている金融商品はどれもボロ株やクズも同然なもので、それを電話営業で顧客をだまして金を稼ぐという詐欺で金を稼いでいきます。

驚くことに、この映画は実話に基づくノンフィクション映画ということです。

会社でセックスをしだすなど欲望丸出しで金融詐欺の裏側を見ることができます。

しかも、さんざん創業仲間と共に顧客をだましまくって被害額も相当にひどく金を稼いでいたくせに、TOPの主人公はFBIと司法取引をして仲間を売り渡すことで自らはたったの22か月の刑期で済んでいます。

これが実話だというから、金融業界がいかに人をだまして金を稼いでいるのかが垣間見れます。

さすがにここまではヤバい事例はないでしょうが、それでも現代の日本でも金融リテラシーの低さから保険の営業マンやら不動産屋、あるいは証券会社の店頭販売、銀行やなど、人をだまして投資で稼ぐ連中が多すぎます。

そして多くの人が騙されているのもまた事実でしょう。

この映画はカモにして騙す側を直接見ることができるので、金融リテラシーを高めるべく投資やお金について勉強する必要性について学ぶことができるでしょう。

よく、投資では人に勧められた投資商品は購入してはいけないといわれていますが、まさにそれを学ぶことができます。

マネーショート 華麗なる大逆転

マネーショートはリーマンショックの大暴落によって荒稼ぎをした4人の物語です。

この映画も実話に基づいています。

この映画から学べることはバブルにおいて実体経済や街角景気こそが信用に値するということです。

ウォール街の人間は経済指標などはよく見ているもの、実体経済についてはほとんど把握していないことが見て取れます。

銀行の従業員はいかに自分たちが間違っていなく、優秀であるかを信じてやまないですが、いざリーマンショックが起こると態度が一変するので面白いです。

そして格付け会社の不正も見ることができます。

ウルフオブウォールストリートでもそうですが、金融関連の業者は嘘や不正が多いことをあらためて理解することができます。

また、読み書きの分からない移民をターゲットにした違法な金融商品販売者も出てきて、いかに情弱が騙されて金をむしり取られているのかも描かれていて非常にリアルです。

経済のコロナ渦によるショックからの、実体経済を反映していない株高もバブルであるという声があるように、今後も再び大規模な金融ショックが起こる可能性は残っています。

そのときにこの映画が役に立つかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA