FXでドルコスト平均法はやめるべき

投資で非常に人気な投資手法の一つにドルコスト平均法があります。

様々な情報サイトやいわゆる副業で稼げる的な雑誌や本には、大抵ドルコスト平均法が載っています。

なぜなら簡単で分かりやすいからです。

それでいてドルコスト平均法は誰でもできそうで稼げそうだからです。

だからわけのわからない週刊誌にすらも、稼げる方法だと言ってデカデカと掲載されます。

確かに株式投資などではドルコスト平均法は有効かもしれませんが、ことFXに関して言えばドルコスト平均法やるべきでありません。

その理由についてみていきます。

ドルコスト平均法とは?

そもそもドルコスト平均法とはどういった投資手法でしょうか?

ドルコスト平均法とは、売買タイミングに関係なく毎月投資対象に対して定額で長期的に投資していく投資手法です。

定期的に毎月同じものに投資していくので高値で買う場合もありますし、安値で買える場合もあります。

この投資手法のメリットとして挙げられるのが、次の点です。

  • 価格変動リスクの分散
  • 簡単に誰でもできてわかりやすい

高いときでも安い時でも関係なく定期的に購入するため購入金額が平均され、結果としてリスクも平均されるため高いリスクを負わなくとも投資で稼げることにあります。

また投資手法が簡単で誰にもできるということも大きなメリットの一つでしょう。

投資に限らず何事も、基本はシンプルであればあるほど良いことが多いです。

そういった意味も込めて、ドルコスト平均法は株式投資やインデックス投資などでは再現性もあり優れた手法であることは間違いありません。

FXでドルコスト平均法はやめるべき理由

ドルコスト平均法の前提条件をFXは満たさない

まず大前提としてドルコスト平均法は長期投資で稼ぐ手法です。

そしてドルコスト平均法で稼げる前提となるのが、長期的に見てこの先ずっと上がるであろうと見込まれるものに投資することです。

例えばアメリカ株やあるいはNYダウやS&P500、あるいは一部の有用な投資信託やETFなどです。

安定していたり、経済成長の恩恵を受けて長期的に見れば確実に上がるであろう物に対して投資する際に有効な投資手法です。

長期的に確実に上がるのだから、小さな波で下がったところで買おうが、小さな波で上がったところで買おうが、小さな波の真ん中で買おうが、結局のところ大きな波で上がっていくので大丈夫である。

これがドルコスト平均法の稼ぎ方であり、考え方です。

つまり、ドルコスト平均法で稼ぐための前提条件は次の2つです。

  • 長期投資でなくてはならない
  • 安定して上がるだろうものに投資しなくてはならない

しかしFXは上記の2つを満たしません

まずFXは長期投資ではなくて短期売買が基本です。

FXで長期投資をやるとしたらスワップポイント狙いですが、スワップポイント狙いはおすすめできません。

なぜならあまり稼げないからです。

稼げたとしても微々たるものというのが現実です。

またFXは安定して上がるだろうものではありません。

通貨というものは確実に価値が上がるというものではないのです。

むしろ近年では各国の中央銀行が相次いで量的緩和を行っており、どちらかというと価値が下がる傾向にあります。

したがって前提条件であるずっと上がり続けるものではありません。

これらの理由からドルコスト平均法はFXでやるべきではありません。

FXは投機であり、テクニカルでなくてはならない

またFXは投資でもありますが、どちらかと言うと投機です。

そして投機の大前提はテクニカルでなくてはなりません。

テクニカルにおいてチャートが全てです。

テクニカルトレードの考え方は、トレンドが形成されてから大きな波に順張りしていくというものです。

しかし、ドルコスト平均法はチャートに関係なく、とにかく毎月定額で買えというものです。

これはテクニカルの大前提を否定しています。

これらのように、前提条件から違うので当然FXでドルコスト平均法はおすすめできないとなります。

FXでドルコスト平均法をすすめてるサイトのは、アフィリエイトで稼ぎたいだけ

結局のところFXでドルコスト平均法をおすすめしているサイトいうのはただ単にアフィリエイトで稼ぎたいというだけなのでしょう。

FX、ドルコスト平均法で検索してきた人に対して集客して、アフィリエイトの口座を紹介してお金儲けをしたいということでしょう。

FX関連のアフィリエイトでよくあるのが元銀行員だとか言うパターンがありますが、本当にその情報を発信している人が銀行員であるのかもかなり怪しいです。

ただのキャラ設定の可能性が高いです。

それに銀行員だったとして銀行員がやってるトレードと私たち個人投資家がやっているトレードの内容には違いがあるものも多いです。

そして何より、元銀行であったとしても本当に為替のディーラーの業務についてるかどうかも怪しいでしょう。

どちらにせよ、FXでドルコスト平均法はやめておいた方がいいのは確実です。

前提条件がここまで違うにもかかわらず、やってうまくいくわけが無いからです。

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