経済指標をみたトレードはやめるべき。優位性のある勝ち方は無いからエントリーはするな

経済指標付近でトレードすれば勝てるというのは初心者を中心に誰しもが思いつくものです。

しかし、結論から言うと経済指標付近でトレードするのはやめておいたほうがいいです。

今回はその理由について見ていきます。

なぜ経済指標前後でトレードをするべきではないのか?

相場が乱高下して、コツコツドカンと負けていく

経済指標が市場予測と大きく異なると相場が乱高下しやすくなります。

FXは投機であり、値幅を取ることが稼ぐことの本質になります。

そうなってくると値動きの激しいところでエントリーしたくなりがちです。

しかし、それでは安定的に勝つことはできません。

これはポンド円といった殺人通貨で幾人ものトレーダーがお金を溶かしていることからもわかることでしょう。

ドカンと負ける前に損切りすることができない

相場が乱高下するのなら、大きく動いたらポジションを決裁して損切すればよいと考えていると失敗します。

というのも、取引ルールは基本的に時間優先の原理が働くからです。

同じ値段であれば先に注文を出したほうが約定することになっています。

しかし、今現在のマーケットには大量にアルゴリズムが入っています。

大きな動きがあり損切りする必要になって、それを判断してボタンをクリックする前にアルゴリズムは超高速取引で注文を出しまくっているのです。

見てから損切りしていてはもう遅いのです。

そんなこんなで損切りしたくても約定しないという恐ろしい現象に出くわす羽目になります。

確かに経済指標前後は値動きが起きるので言ってみればチャンスにもなりえますが、非常に危険な賭けであり、こういった賭けのようなギャンブル投資法を続けていてはいずれ負けるのが必然となります。

本来あるべき資産を増やしていくトレードの勝ち方とは?

優位性のない状況ではトレードしないのが鉄則

人はなぜパソコンの前に座るとトレードをしたがるのか?

不必要なところでポジションを持ち、結果として負けていくのがFXでありがちな負け方です。

投資に絶対はないが、それでも絶対に勝てる、というとき以外はトレードしないことに徹するだけで自然とお金は増えていきます。

絶対に勝てる、という状況は優位性が高い状況です。

テクニカルにおいて優位性が高い状況とはどういった状況でしょうか?

トレンドに抗わず、順張りで大きな波に乗るという行為が優位性が高いのです。
間違っても小さな波の乱高下に惑わされてはいけません。

しかしそれでもトレードをしたくなるものです。

なぜでしょうか?

「努力すれば成功できる」という勘違い

世の中の多くの人は、投資に限らず勘違いをしています。

がむしゃらに努力をすれば成功すると。

成功するためには頑張らなければならないと。

沢山働けば働くほど良い成果が出ると。

典型的な労働者的なサラリーマン的な考え方です。

しかしそれでは投資でも仕事でも良い成果はあげられません。

確かに、経済が上向きの、昭和のバブルの時代であれば頑張れば頑張っただけ成果がでたのでしょう。

そういったこともあってか、不眠不休で徹夜で働くことが美徳であるかのように洗脳されているのが現状です。

しかし、真に優秀である人の考え方は違います。

いかに効率よく成果を出すか?楽して利益を出すか?稼ぎだすか?というところを重視しています。

所詮人間一人が働いて稼げる金額なんて限界があります。

どんなに無理して24時間ぶっ通しで働いたとしても、24時間という時間を拡張できない以上一人の人間が出せる成果には時間という壁があります。

ましてや、ぶっ通しで働いていては良いコンディションを維持できなくなり良い結果が出ないことは火を見るよりも明らかでしょう。

むしろ、大きな成果を上げる人ほどさぼっている、遊んでいる、きちんと休息をとっている。

例えば営業職であれば、結果を出す人ほど外回りに行くといながら仕事をさぼって麻雀やらビリヤード、ダーツやゲーセンなどで遊んでいるものだ。

では、そんな遊んでさぼっている人がどうやって成果を出しているのかというと、例えば放っておいても稼げるような仕組みを構築したり、あるいは確実に成果がでるような事が分かっている少数の人に対してターゲットを絞ることで確実に成果を出せるようにしているのです。

ただ闇雲に飛びこみであちこち営業しているわけではないのです。

その証拠がお金持ちという人種の存在です。

なぜ金持ちは金持ちなのか?

それは、通常の労働では到底できることがない、極めて効率的な稼ぎ方をしているからでしょう。

極めて効率よく金を稼ぐから、キャッシュフローが非常に良くなり、その状態で支出が少なければ誰でも億万長者になることはできます。

頑張って、努力してお金を稼ぐというのは、明らかに非効率的で間違っているのです。

では、トレードではどうでしょうか?

確かにエントリーの機会を増やせば勝ちは増えていくでしょう。

しかし、取引回数が増えれば負ける回数も必然的に増えてきます。

負ける、損失を出すということは、良い結果を出すこと以上に人間心理に影響を与えます。

負ける回数が増えれば増えるほど確実にメンタルをダメージを与えていくのです。

これはつまり、たとえ月の総合利益と総合損失が同じであったとしても、トレード回数が多い人のメンタルは本人は気付いていなくともボロボロになっている可能性がありますし、トレード回数の少ない人はよりよい精神状態を維持することができているのです。

だからこそ、トレードで頑張ってはいけません。

FXで負ける人は結局のところ欲張りなんです。

欲張りすぎて、その気はなくとも理論値をとりに行って結果的に負けてしまう。

だからこそ、コツコツドカンをしてしまうのです。

そして負ける人に限って勝つ前提でお金が月々増えていく脳内シュミレーションをしだします。

今月はこれくらい勝てる、来月は資産がこれくらいになっている。

などという脳内シュミレーションは確かに楽しいものです。

しかし、途中で負けだすと、脳内シュミレーンとのギャップが生じるため、その脳内シュミレーションの結果を出すために無意識に無理なトレードがでてしまうのです。

それだったら、初めからテクニカル分析なんてものはあきらめて自動売買で放置していたほうがはるかにマシです。

自動売買であれば、どんなに勝とうが負けようがメンタルに影響なくトレードできるからです。

どうしても欲張ってしまう人、稼ぎたいという気持ちが強すぎる人ほど自動売買は適しているかもしれません。

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