投資に興味がある人であれば一度はFXに関し興味を持ったことがあることでしょう。
しかしネットではFXはやめたほうがいいといった言説が多いのもまた事実でしょう。
私はそうは思いませんが、実際そう感じてる人は多いようです。
そこで今回はそんなFX否定論に対していくつか反論したいと思います。
FXは勝てないからやめたほうがいいのか?
9割が負けているから稼げない。は本当か?
FXは多くが負けている、1割しか勝ってない、9割が負けているからやるべきではない。
これがFX否定論者の主な主張の一つですが、これは間違ってると思います。
そもそも何事もうまくいくのは1割から2割程度で、うまくいかないのが8割から9割程度です。
全体の2割のものが8割の結果を決めている、2割と8割に分けられるという法則があります。
パレートの法則です。
これは何事にも成功するかどうかの基準にも一致します。
例えば大学受験。
実は難関大学と言われるMARCH以上の大学に受かるのは全体の2割程度で、残りの8割以下はMARCH以下の大学しか受からないのです。
これを聞いて大学受験は意味がない、無意味だとはなりませんよね。
これはビジネスだって同じです。
例えばブログのアフィリエイトなどもそうで、アフィリエイトで月5000円以上稼げない人が全体の9割といったデータもあります。
結局FXに限らず、何事もうまくいかない方が多数派で8割から9割を占めます。
残りの1~2割がうまくいくのです。
なぜなら、結局のところ本気でやってるのは全体の約3割程度で、その3割程度だけがまともに競争をしていて、そのうちの半分から2/3程度が成功できるということなのでしょう。
だからFXは9割が負けているという事実もどのように捉えるかによって稼げるかどうかは変わってきます。
大学受験で言うならば、MARCH以上の大学を合格するのが不可能だと思うならばやるべきではないかもしれませんが、努力して勉強すればMARCHくらいなら受かる可能性もあるかもしれない、と思うのであればやる価値は十分にあると言えるでしょう。
FX否定論者はそもそも投機や短期売買の勉強をまともにしていない
FX否定論者の多くはそもそも投機や短期売買の勉強をまともにしていないように思います。
色々な理由をつけてFXは稼げないと主張してきますが、そもそもFXをちゃんと知っていないと思います。
投機や短期売買についてちゃんと勉強していないように思います。
株式投資家がFXで稼げないと情報発信するのも、そもそも株式投資とFXは全く別物であり、株式投資の理論をFXに持ってきても稼げないのは当然の話です。
株式市場と先物市場が違った動きをするのと同様に株式投資と外国為替市場が違う動きをするのは当然です。
しかし、FXに批判的な株式投資家は先物取引やデリバティブなどは批判しません。
私はこれが不思議でなりません。
先物やコモデティなどのデリバティブとFXには似ている点がいくつもあります。
少なくとも、デリバティブなどの投機市場は株式投資よりかはFXの方が似ています。
FXを否定するのならこれらも否定すべきです。
私はデリバティブは稼げると思いますし、実際に機関投資家をはじめとする多くの投資家がデリバティブでお金を稼いでいます。
もちろんそれはFXでも同じことが言えます。
結局のところ、FX批判論者はそもそも短期売買や投機についてたいして勉強してないように見えます。
ちゃんと勉強せず、理解していないから必要以上に恐れるのです。
理解してないものにとっては、自動車ですら殺人道具の一種でしかありませんからね。
投資である以上、株だろうがFXだろうが損することはある
FX否定論の後に続くのは大抵株式投資がおすすめだという結論に導かれることが多いですが、その株式投資でさえ損をすることはあります。
結局のところFXだろうが株だろうが、投資である以上損をすることは回避できません。
どんなに素晴らしい投資家であったとしても、プロで投資をやっていたとしても一度も損を出さないということは絶対にないです。
そもそも投資とは損を出すことを前提としているからです。
お金を投げ捨てると書いて投資と書くように、本来投資とは損するか得するかどうかわからないものにお金を投げ捨てる行為をさします。
損をすることを恐れている人はそもそも投資はやるべきではないのです。
損することや失敗することを恐れるのなら、何にも挑戦しないほうがいい
戦後は株式投資は危険な行為とされていました。
なぜなら貯金をすることが美徳であり素晴らしいこととされてきたからです。
その背景には、政府の貯金キャンペーンがあります。
戦後の日本は焼け野原で、お金を集めて投資をして日本を再生する必要がありました。
そのため、政府や郵便局が貯金は美徳であるというプロパガンダを流したという歴史があります。
だから損をする可能性のある投資そのものが危険な行為とされました。
だから投資ではなく、元本が保証されている定期預金が良いとされました。
そういった経緯もあってか、郵便局や銀行で定期預金をする人が増えたのです。
私たちが定期預金などで預金した金を政府や民間銀行が別の営利企業に貸すこと経済を大きく回し、結果的に日本は大きく経済成長したのです。
ここで大切なのは株式投資でさえ元本が保証されていないから危険だ、やめておけというのが普通であったのです。
しかし、戦後のめちゃくちゃな状況から先進国へと急成長をしたことを考えると、戦後すぐに株式投資をやっていればどんなに投資が下手くそな人であったとしてもほぼ確実に億万長者になれていることは間違いないでしょう?
このように、世の中でいわれていることの大半はだいたい間違っていることが多いです。
これはFXに関しても同じです。
FXは稼げないからやめたほうがいい、危険だからやめておいたほうがいいという人は、そもそも短期売買や投機についてまともに勉強していないし、過去の貯金は美徳といったプロパガンダ同様に、不安を煽って利益誘導をしているのにすぎないと思います。
どんなビジネスでもどんな投資でも、否定的な側面を探そうと思えばいくらでも見つかります。
そういう人は何をやったとしても結局否定的なことからは逃れられないから成功できません。
失敗するのが怖いのなら、そもそも何もやるべきではないのです。
FXであろうが株式投資だろうが、成功するためには損をする覚悟は必要なのです。
レバレッジのある世界で生きる素晴らしさ
圧倒的に稼ぐ人はとにかくレバレッジを使っています。
株式投資であれば会社や人に投資して、そこでレバレッジをかけています。
FXであれば、運用資金に対してレバレッジをかけています。
ブログなどのインターネットにおけるビジネスであれば、1対多のビジネスモデルなので集客などにレバレッジをかけています。
サラリーマンの仕事であっても、年収が高い人は自己のスキルや自己投資など、なんらかのレバレッジをかけているはずです。
ことお金を稼ぐという点でいえば、レバレッジほど素晴らしいものはありません。
レバレッジ無しでは金は稼げません。
そんな中でFXは運用資金に対してレバレッジをかけれる投資です。
稼げないわけないじゃないですか。
レバレッジに関する議論として、借金することは悪いことであるかどうかという議論があります。
借りた金を消費に使うのはよくないことです。
しかし借りた金をビジネスに投資しそれ以上のリターンを得るのは良い行為です。
むしろ無借金経営よりもマーケットでは評価されます。
この借金こそがレバレッジなのです。
結局のところ資本主義において、うまく借金できる人がこの資本主義では最強なのです。
そしてそれは当然、ビジネスの世界だけではなく、投資の世界でも同じです。
レバレッジをそこまで効かせられない投資と効かせられる投資の、どっちが強いのか?
これはもう言うまでもないでしょう。
FXを否定する一部の株式投資家は、投資対象の企業に対しては借金を評価する癖に自分自身は借金をしようとしません。
自分自身にレバレッジをかけようとしません。
もう若くないからだとか結婚をしているからだとかうだうだ言い訳をしてやりません。
ちなみに、むしろ若くない方が借金をするメリットは大きいです。
なぜなら死んだときに合法的に借金はパーにできるからです。
借金は相続しなくてよいので、結果として誰にも迷惑をかけません。
だから、本来ならば若くないからこそいくらでも借金ができるのです。
効率的に金を稼ぎたいのであれば、まとまった資金が無いけれど投資で稼ぎたいのであれば、レバレッジをかけれるFXの方が絶対によいです。
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