【FX】ローソク足のパターンから投資家心理を分析する方法とは?

各種インジケータ―によるテクニカル分析によって投資家心理を掴むことはできますが、インジケーターだと表示されるのが遅いため、リアルタイムで投資家心理を判断する際はローソク足にも目を配る必要があります。

ローソク足はどんなタイミングで出たのかが投資家心理を探るのには大切になってきます。

一つ一つのローソク足でも投資家心理を探ることは可能ですが、よりダマシを少なくするには2つ以上のローソク足の組み合わせパターンから判断する必要があります。

ローソク足のパターンで投資家心理を分析できる組合せ

はらみ線

はらみ線とは次のようなローソク足の組合せがでた時のことを言います。
・大陽線の後にその大陽線の範囲内に納まるような小陰線が続いたとき
・大陰線の後にその大陰線の範囲内に納まるような小陽線が続いたとき

はらみ線が出た時は、相場の転換のシグナルで高値圏で出た場合は天井の合図、安値圏で出た場合は底の合図を示しています。

かぶせ線

大陽線が出た後に、次のローソク足が大陽線の中央近くまで終値が下落した陰線が出るローソク足の組合せをかぶせ線といいます。

大陽線で上昇したものの、次の陰線ではその勢いが保てずに下落した形となります。

これは下落へと反転するシグナルとなります。

切り返し

大陰線が出た後に次のローソク足が大陰線の中央近くまで終値が下落した陽線がでるローソク足のパターンを切り返しといいます。

切り返しはかぶせ線とは逆に上昇へと反転するシグナルとなります。

出合い線

次のようなローソク足の組合せを出合い線といいます。
・陽線の後に、陽線の終値よりも大きく上がった値から始まり陽線の終値近くまで下落してくる陰線が出たとき
・陰線の後に、陰線の終値よりも大きく下がった値から始まり陰線の終値近くまで上昇してくる陽線が出たとき

出会い線は前者は上昇シグナルを、後者は下落シグナルといった転換を示すサインとなります。

毛抜き

次のようなローソク足の組合せを毛抜きといいます。
・陽線が出た後に高値がそろった陰線が出る
・陰線が出た後に安値がそろった陽線が出る

前者は高値圏ででると天井の合図で、後者は安値圏ででると底打ちの合図で相場転換のシグナルとなります。

つつみ足

次のようなローソク足の組合せをつつみ足といいます。
・陽線が出た後に陽線よりも大きくて陽線をつつみ込むような陰線が出たとき
・陰線が出た後に陰線よりも大きくて陰線をつつみこむような陽線が出たとき

このつつみ足は上昇トレンドから下降トレンドへ、もしくは下降トレンドから上昇トレンドへのトレンドの転換を示します。

投資家心理を排除してトレードをする方法とは?

なぜ投資家心理が大切かというと、トレードで失敗する理由の最大の原因が投資家心理の悪化からくるからです。

トレードにおいて心理戦に持ち込まれると、確実に経験を積んでいる方が有利に物事を進めやすくなります。
そして、ローソク足から投資家心理を読み解く場合にもダマシはでます。

こうなると、トレードでダマシなどで心理戦に負けて損失を出す→損失額が増えて資産が減り焦る→損失を取り戻そうとして無理なトレードをする→さらに負けるといった悪循環に陥ってしまいます。

ですので、投資で仮に負けたとしてもその負けを引きずらずに冷静に機械的にトレードをしていく必要があります。

とはいえ、言うは易く行うは難し。

プロでさえも心理的要因で負けることもあるのに、初心者や中級者が完全に心理的要因を排除できるほどトレードは簡単ではありません。

そこでおすすめなのがシステムトレードです。

自動売買によるシステムトレードであれば、機械によって心理的影響を排除してトレードすることが可能なので負ける要因をつぶすことができます。

トレード技術が高いか低いかを問わずに成果を出すことができるので、初心者だからといって勝てないということはありません。

難点があるといえば、よりよい自動売買をいかにして手に入れるか、という問題でしょう。

ちまたにはほとんど使えない自動売買もあふれているので、いかに良い自動売買をてにいれられるかがシステムトレードで勝つために分かれ道となるかもしれません。

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