テクニカル分析とファンダメンタルズ分析、どう違ってどっちが良い?

これから投資を始めると決めた初心者が決断すべきことはいくつかありますが、
その一つがファンダメンタルズ分析に基づく投資を行うか?

あるいはテクニカル分析に基づく投資を行うか?ということです。

投資を始める動機ややると決めてからの行動、どのくらい本気で投資を行うかによってもかわりますが、比較的にライトな雑誌や本を参考にしながら始める人はファンダメンタルズ分析を使ってはじめ、ネット記事参考にしたりや腰を据えてトレードをするというスタンスの人ほどテクニカル分析を使って投資を始める傾向があるかと思います。

ファンダメンタルズにもテクニカルにも、どちらにも一長一短がありますが、そもそもファンダメンタルズ分析とは何なのか?テクニカル分析とは何なのか?についてきちんと知る前に投資を始めてしまう人が多いのも事実でしょう。

ハッキリ言って勉強不足ですし、勉強不足なので当然のようにして失敗していく姿が見えてきます。

そして、自分が勉強不足であることを棚に上げて投資は稼げないだとか、本に書いてある通りにやっても稼げないと本や記事、インジケーターや分析手法のせいにするのがよくあるテンプレパターンです。

そのようなテンプレ失敗パターンに陥らないためにも、非常に基礎的な話ではありますが、そもそもファンダメンタルズ分析とは何か?テクニカル部戦記とは何か?を把握してどっちを使ったほうがいいのか?自分の生活スタイルにあっているのはどちらなのか?自分の頭で考えて自分で選択するべきなのです。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは需要と供給の関係に着目する分析手法です。

経済学などでも有名な話ですが、物事の価格というのは需要と供給によって決定されていくということは既知であると思います。

需要と供給は波を描いて繰りかえし移動していくことから、需要が高まったときに売り供給が高まったときに買えば利益を上げることができます。

そして、投資対象の本来の価値がどうなっているのかを見出して、それが現状買われ過ぎなのか売られ過ぎなのか、それとも適正な価格帯であるのかを吟味します。

買われ過ぎであれば売りから入り、売られ過ぎであれば買いから入り、どちらでもなければ様子見をする。

これが大まかなファンダメンタルズ分析の概要となります。

それでは投資対象の本来の価値をどのようにして測っていくのでしょうか?

主に雇用統計やGDP、物価や金利などの経済の基礎的事項に基づいて価値を測定していきます。

基礎的事項という言葉が出てきましたが、ファンダメンタルとは日本語だと基礎的事項といいます。

これは(経済の)基礎的事項であり、例えば雇用統計やGDP、物価や金利など経済そのものを形作る基礎的事項ということになります。

例えば雇用統計がよければ国家全体として人々が使えるお金が増えるため消費が増え、結果として商品の需要は高まります。

このように、個々の基礎的事項が直接需要と供給に関係なくとも、これらの基礎的事項は巡り巡ってあらゆるものの需要と供給に影響を与えるのです。

これらに加えて、投資対象の基礎的事項も分析対象になります。

例えばFXであれば中央銀行における金利の変動や金融政策が分析対象となります。

株式投資出あれば経済そのものの基礎的事項に加えて株本来の基礎的事項も分析対象となります。

例えばPBRなどの指標から貸借対象表やキャッシュフロー計算書、その他帳簿外資産や株の将来性も需要と供給に影響を与えるのでファンダメンタルズ分析の範囲といえます。

テクニカル分析とは?

ファンダメンタルズ分析では需要と供給に着目した分析手法であると説明しましたが、テクニカル分析では需要と供給ではなく価格の動きに着目する分析手法です。

価格がどのように動いたのか、チャートがどうなったかの影響について分析します。

過去のチャートを分析すると、不思議と同じようなパターンがいくつも見られることが分かります。

なぜでしょうか?

これは人間の心理が古今東西変化しないからです。

嬉しいことが起これば楽しくなりますし、危険な状況に陥れば不安になります。
このことについては当然今も昔も関係ありません。

そして、チャートの動きはあくまでも物の値段の動き、お金の動きでしかありませんが、そのマーケットに参加しているのは人間でしかありません。

もちろん最近では大量にアルゴリズムが入ってきているのは事実ですが、そのアルゴリズムも人間心理を研究したものが導入されています。

であればマーケットは、あるいはチャートは人間心理や感情によって動いているといえます。

人間心理や感情によって動いているのがチャートであり、人間心理は古今東西不変であるのなら、過去のチャートのパターンを分析、研究することが、今後起こるであろう価格の動きを予測するのに役立つということになるはずです。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

この後者を体現したものがテクニカル分析だということになります。

結局は同じもの、同じものをどちらから見るかの違いしかない

それぞれ色々とみてきましたが、結局のところ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析はどう違うのでしょうか?

実はこの二つは結局のところ全く同じ、ただの市場予測にすぎません。

同じものを右から見るか、左から見るかの違いしかないのです。

ファンダメンタルズでは需要と供給から市場が動いた原因(基礎的事項)を分析し、テクニカルでは市場が動いた影響について分析しているのにすぎません。

当然ながら、市場予測なのでどちらが完全なもので正しいというものはありませし、あくまでも予想なのでどちらも当たらないこともあります。

同じものではあるが、個人投資家がコンスタントにトレードするならテクニカルが良い

ただし、同じもの、つまり単なる市場予測であったとしても、個人投資家がどっちを選ぶべきかという問題は存在します。

なぜなら個人投資家は機関投資家にくればて情報量も資金量も限られるからです。

機関投資家にはたくさんの金融情報がはいってくるのでそれだけ物事をより優位に立ち進めることができます。

ましてや組織で動いているため、資金量や情報量だけでなくマンパワーの違いもあります。

そんな機関投資家と個人投資家がまともに勝負するのであれば、テクニカル分析によって機関投資家の優位性の低い戦場で戦った方が良いといえます。

テクニカル分析では価格の変動、つまりチャートの分析によってトレードをしていくことになります。

しかし、たとえプロトレーダーであったとしてもチャートというものは極めて抽象的な物であり、解釈の仕方も方法も無数に存在します。

解釈の仕方がいく通りもあるからこそ、そこで勝負することができるのです。

ファンダメンタルズの場合、経済的要因から分かる事は余程勉強不足でない限り基本的には一つしかありません。

だから情報や資金の力でモノを言わせられる機関投資家の方が優位に立ち回れますが、テクニカルでは解釈の仕方が何通りもあるからこそプロトレーダーとも個人投資家が対等に戦えるのです。

確かにテクニカル分析はわかりにくいし、素人がはたから見れば何やら難しそうなことをしていて投資初心者からすれば敬遠しがちですが、個人で投資をしていくのであればテクニカル分析を選ぶことをおすすめします。

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